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茂木経済産業大臣の閣議後記者会見の概要

平成25年4月12日(金)
8:45~8:50
於:衆議院分館1階ロビー

(冒頭発言)

 

 私から2点申し上げます。

 

【電気事業法の一部を改正する法律案】

 本日、電気事業法の一部を改正する法律案を閣議決定しました。電力システム改革の柱は広域系統運用の拡大、小売及び発電の全面自由化、そして法的分離方式による送配電部門の中立性の一層の確保であります。
 4月2日に閣議決定した電力システムに関する改革方針においては、「改革は大胆に、スケジュールは現実的に」という基本的な考え方の下、政府として2020年までに実現すべき新たな電力システムの全体像に加えて、その具体的な実施時期やこれを実現するための法案提出時期をパッケージでお示ししました。
 本法律案は、東日本大震災の影響による昨今の電力需要の逼迫状況を踏まえ、電力システム改革の三本柱の一つであります広域系統運用の拡大などを実現することによって、電力の安定供給の確保に万全を期すとともに、具体的な実施時期も含む電力システム改革の全体像を法律上明らかにするためのものです。
 大胆な改革を現実的なスケジュールの下で着実に進めていく。その第一歩として、この国会での速やかな成立を期したいと考えております。
 詳細につきましては、後ほど事務方から資料も含めて御説明申し上げます。

 

 

【福島第一原発における汚染水処理】

 もう一点、福島第一原発における汚染水処理の問題でありますが、福島第一原発において増え続ける汚染水の問題は、廃炉を進める上でも最も重要な課題の一つであります。 今般の汚染水漏えい事故に対する当面の対応、それから汚染水問題全体を根本的に解決する中長期的な対応等を検討するため、廃炉対策推進会議の下に汚染水処理対策委員会を創設します。ここで、地下水の流入抑制対策やトリチウムの処理策などについて具体的な検討を行ってまいります。
 また、汚染水処理を含めた福島第一原発の廃炉の着実な実施に向けて、経済産業省と原子力規制委員会が協力・連携を図り、政府一丸となって取り組む。この一環として、廃炉対策推進会議には、田中原子力規制委員長が参加するとともに、汚染水処理対策委員会にも原子力規制庁の参加を得ることとしております。

 

 

 

(質疑応答)

 

【TPP】

Q: 昨晩から最終局面だと強調されていらっしゃるTPPなのですけれども、一夜明けて、今現状どうなっているかを教えてください。

 

A: 昨晩から今日にかけて進展があります。今後の手続も含めた最終的な調整に入っています。

 

Q: その合意した内容等について、政府として発表する、そういったスケジュール感はいかがでしょうか。

 

A: 合意が最終的になされれば、何らかの形で発表ということになると思います。

 

Q: あとは手続上だけの問題。

 

A: そういったことも含めて、手続の最終調整に入っています。

 

Q: 今おっしゃった手続というのは、議会通知に至るまでの手続でしょうか。それとも、今日の合意に至るまでの手続。

 

A: 今申し上げたのは、合意の手続です。

 

Q: 合意の内容というのがある程度見えてこられている頃かと思うのですが、満足度というか、納得度はいかがでしょうか。

 

A: 合意された段階で政府のしかるべき立場の人間から発表させていただきます。

 

Q: 今日の合意の手続ということは、大体発表というのは何時ぐらいになるんですか。

 

A: 今日の合意とは言っておりません。合意された段階で発表します。

 

Q: それは、ただ、そんな週をまたいだりとなるようなことはなさそうですか。

 

A: 合意された段階で発表させていただきます。

 

Q: 事前協議でかんぽ生命の見合わせという報道もありますけれども、これについては。

 

A: 内容については、合意された段階で発表させていただきます。

 

 

(以 上)