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日米外相会談

本日、約70分にわたり、訪日中のポンペオ米国務長官と日米外相会談を行いました。ポンペオ長官とは1月の訪米以来の再会となりましたが、対面で非常に突っ込んだ議論を行いました。

会談では、まず私からポンペオ国務長官の3年連続の訪日を歓迎するとともに、新型コロナに感染したトランプ大統領夫妻に対するお見舞いを申し上げ、早期の全快を願っている旨お伝えしました。

その後、菅政権の下でも、地域や国際社会の平和と安定の礎である強固な日米同盟を一層強化していくことを改めて確認し、日米豪印外相会合での議論も踏まえつつ、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて、引き続き日米を始めとする同志国で連携していくことが重要であることで一致しました。

また、東シナ海、南シナ海及び北朝鮮情勢について意見交換をしました。北朝鮮情勢に関しては、拉致問題は政権の最重要課題であることを指摘した上で、北朝鮮の拉致、核、ミサイルの諸懸案の解決に向けて、今後も日米間で一層緊密に連携していくことで一致しました。

さらに、サイバーセキュリティに関して、ポンペオ国務長官から米国の取組について説明があり、私から、日本はこの分野での米国との協力を深めていきたいと考えており、外交施設間の通信の安全に関する5Gクリーンパスの趣旨にも賛同していると述べました。この他、新型コロナのワクチン開発と公平なアクセスに関し、同志国と連携しながら、協力を強化していくことで一致しました。