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茂木経済産業大臣の閣議後記者会見の概要

平成26年2月21日(金)
9:21~9:24
於:衆議院分館1階ロビー

(冒頭発言)

 

(質疑応答)

 

【エネルギー基本計画】
Q: 1問お尋ねします。エネルギー基本計画についてなのですが、現在の具体的な検討状況と閣議決定の見通しについてお尋ねいたします。

 

A: まさに今政府原案策定中でありまして、国民の皆さんからいただいた1万9,000件にのぼりますパブリックコメント等々を踏まえて、今後政府原案を策定し、与党プロセスも経て、最終的に閣議決定したいと思っております。国民生活、更には経済活動の密接に関連する問題でありますので、丁寧なプロセスを踏んで決定していきたいと考えております。

 

 

【汚染水漏えい/大雪の影響】
Q: 一つは、昨日東京電力の福島第一原子力発電所で、100トンの汚染水漏れということで、人為的なミスもちょっと一部指摘されているようですが、受け止めと対応策について聞かせてください。
 あともう一つ災害の話で、先週末の雪で、企業の生産活動にどんな影響が出て、あと対応をということで。

 

A: まず、汚染水の問題でありますけれども、東電から福島第一原発におきまして、19日、汚染水の貯水タンクの上部からの水の漏洩を確認し、その一部は雨樋を通じて堰の外へ漏れていると報告を受けたところであります。
 今回のタンクからの漏洩、まことに遺憾であると考えておりまして、改めて廃炉、汚染水対策に気を引き締めて対応させたいと思っております。
 東電には、昨日原子力規制庁の指示も踏まえまして、水、土壌の回収を急ぐこと、そして水位上昇時の警報への対応の改善、更に弁の開閉の確認方法の改善等、適切な取組を改めて指示をさせていただいたところであります。
 今後とも汚染水の問題、しっかりと気を引き締めて取り組んでいくことが必要だと考えております。
 それから、今回の雪害でありますが、農業を含めさまざまな分野に大きな被害、影響が出ております。輸送網の寸断によりまして、部品納入がおくれて、自動車等の一部の業界におきましては、生産ラインが一時的に停止をいたしましたが、現在ほぼ復旧していると承知をいたしております。
 このような災害時にサプライチェーンへの影響を最小化していくために、経済産業省では、企業に災害からの復旧時におけます実効性のある事業継続計画の整備を促すべく、企業みずからによる事業継続体制を総合的に評価する指標の策定や、その普及に取り組むように促していくところであります。

 

 

(以 上)